コーディネーターが語る、成婚ストーリー

八坂のプロフィール紹介

33歳で秘書をされている女性会員のマユコ様(仮名)は女性らしい雰囲気のお淑やかな方で、少しのんびりした空気をお持ちでいらっしゃいました。
初めてご面談にお越しになられた時も終始にこやかで、「とても感じの良い方だな」と思ったことを鮮明に覚えています。
ご面談を進めていくなかで、マユコ様は「誕生日までにお相手を見つけたいんです!!」とおっしゃって、その時ばかりはピリッと空気が引き締まるような力強さを感じました。

ご面談は5月の中旬頃でしたので、10月までには4か月半ほどしかなかったのですが、マユコ様のお気持ちを尊重したいと考えた私は「分かりました。お気持ちは十分伝わりましたので、一緒に頑張りましょう。ご活動の中で気持ちが折れそうになっても、絶対に諦めずに前向きに活動を続けてください。不安や相談事がある時は、いつでも私にご連絡ください。少しは気持ちが楽になるかもしれませんので」とお伝えしたところ、マユコ様は「よろしくお願いします」と真っ直ぐ私を見てお返事してくださいました。

ご活動中のマユコ様はご自身から積極的にお申込みをされ、また男性からお申込みがあった場合は多少希望条件と異なってもまずはお会いしてみるというスタイルで、2か月の間に4名の男性とお見合いをされましたが、いずれも連絡先の交換までには至りませんでした。
「こういった出会いでは難しいのかな・・・」と気持ちが少し後ろ向きになっているマユコ様から私にご相談のお電話がありました。
何とかもう一度前向きな気持ちになってほしいと思い、「誕生日まであと2か月半ありますので諦めずに一緒に頑張りましょう!!何もしないで待っているだけでは、良いご縁はやってきませんよ」と熱意を持ってお話させて頂き、マユコ様から「もう少し頑張ってみます」というお返事を頂くことができました。

そんな時、タカシ様(仮名)という男性が入会され、私が担当させて頂くことになりました。
タカシ様は大手メーカーで役員をされている方なのですが、気さくで話しやすく爽やかで、男の私から見てもとても素敵な男性です。
お話を伺うなかで「マユコ様と合いそうだな」と感じましたので、まずはマユコ様にタカシ様をご紹介させて頂いたところ、マユコ様からお会いしたいというお返事がありました。
タカシ様からも同様のお返事を頂いたので、暑さの残る8月下旬の15時に、ホテルのティーラウンジでお二人は無事にお見合いとなりました。
私は時計を気にして、「話は弾んでいるかな」「そろそろ終わられた頃かな」とお二人のお見合いのことばかりを考えながらその日の午後を過ごしたのを覚えています。
18時を過ぎた頃に電話が鳴り、タカシ様から弾んだ声で「先ほどマユコさんを駅まで送りました。とても素敵な方でしたので、是非連絡先の交換をしたいと思っています」と、良いご報告を頂くことができました。
そこからお二人のご交際がスタートし、1か月が経とうとしていた9月下旬、タカシ様から再び電話がありました。
「この度、マユコさんと結婚することになりましたので、ご報告をさせて頂きます」とのこと。
あまりにも突然のご報告で、私は嬉しさ以上に驚きが先にきてしまったほどです。
聞くところによりますと、そのお電話から3日前にお二人はデートをされたようなのですが、夕食後に海辺を歩いていた時に急にマユコ様が泣き出されて、「タカシさんはとても素敵で、私とは釣り合いが取れていない気がするんです。もし無理に私と会ってくださっているんでしたら、遠慮せずに言ってくださいね」と言ったそうです。
驚かれたタカシ様はその場で「マユコさんが好きです。結婚してください」とプロポーズをし、マユコ様は嬉しさの余り、さらに泣いてしまったとのことでした。
もちろん、タカシ様はマユコ様との結婚を既に考えられていたので「少しタイミングが早くなっただけです」と笑いながらおっしゃっていました。

後日、お二人でご成婚の手続きにお越し頂いた際、「本当に誕生日までに素敵なお相手を見つけることが出来ました!!ありがとうございました」とおっしゃったマユコ様の満面の笑顔がとても印象に残っています。

じつは、タカシ様とマユコ様をぜひお引き合わせしたいと思った矢先、タカシ様には「できればご紹介は30歳までの方でお願いします」と言われてしまったんです。
33歳のマユコ様は紹介できないか・・・と一瞬は思ったのですが、私が諦めたら「絶対に諦めずに活動を続けてください」という私の言葉を受け入れてくれたマユコ様に合わす顔が無いと思い直しました。
そこで、「私がタカシ様に合うと思った女性はもう少し上の年齢の方でもぜひお会いになって頂きたいので、33歳までは対象として前向きに考えてください」とタカシ様に強くお伝えしました。

どうしても一度マユコ様とお会いして頂きたいと思っていた私は、マユコ様からお申込カードが届いた後、ラブレターを書くような気持ちでその思いをタカシ様への手紙に綴り、マユコ様のお申込カードに同封してお送りしたところ、タカシ様から早々に「お受けします」というお返事を頂くことができました。
思ったとおり、お二人はお似合いのカップルになられましたので、コーディネーターの私が諦めてしまうことでお二人の出会いの可能性を奪ってしまわなくて本当に良かったと思います。

マユコ様とご結婚が決まったタカシ様から「クラブオーツーのドアを叩いていなければ、そして担当が八坂さんでなければ、彼女と巡りあうことは無かったでしょう。心から感謝しています」と言っていただけたことで、改めてこのコーディネーターという仕事に誇りを持つことが出来ました。
これからも熱意を持って会員様お一人お一人と向き合うことで、お二人の様な幸せなカップルをたくさん見届けていきたいと思っています。

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